いちょうが染まるころ 喫茶店のご飯について考える

東京の12月は銀杏の季節、都内の大通沿いにはいちょうが街路樹として植えられているところも多く、ちょっと気がつくと地面が黄色くなっている。ああ、冬が来たんだなと思わせる光景だ。



そんな時期に神頼みに行った神社詣での帰り道、ちょっとコーヒーを飲みたくなって喫茶店に入る。最近そんな当たり前の行動が、けっこう難しくなっていて。

こんな気分の時に入りたい喫茶店はスタバでもなければドトールでもなく。マックカフェたタリーズではだめなのだ。昔ながらの個人経営の古びた喫茶店と現代のコーヒーショップの差と言えばいいのか。コーヒーショップのコー日がまずいというつもりはない。ただ珈琲手はないよなと思うだけだ。(自己満足の極みだということは分かっている)

かくして、自分なりの良い喫茶店を求めるのだが、そんな喫茶店の一軒がこのみ。

「みじんこ」
カウンターと小さなテーブルがいくつか。小ぶりな店だが居心地は良い。



一杯ずつ入れてくれるコーヒーは「珈琲」なのだな。



喫茶店の食事は、思うに軽食でなくてはいけない。ハンバーグ定食とかかつ丼はいけない。同じ具材を使ってカツサンドとかハンバーグサンドなら許せる。パスタではいけない。スパゲッティーなら許せる。チャーハンはダメだけど、エビピラフならOK。そんなわがままな店が「喫茶店」なのだと。



郊外にあちこち「喫茶店」が増えているのは、そういうどうでもいいこだわりが強いダメオヤジとダメおばさんのためなのではないかと思う今日この頃。

良いお店があったらぜひ教えてほしいものだ。

みじんこ
東京都文京区湯島2-9-10 湯島三組ビル1F
http://mijinco-coffee.com/






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