旅先の良いどれランチ

12月の始まりのころ、札幌に足を伸ばした。最近の北国は12月初頭に雪がないことのほうが多いようで。
鉄道沿いに広がる街の景色は、白ではなく茶色一色。ただ、気温は北国相応に低いのだが。



いくつか用事を済ませて、鮨屋を何軒か回って(これは個人的な趣味であり、北海道に遊びに行く一番の理由でもあるのだが)、なんだかもう生モノ、魚は食べきったなと思っていながら、最後の締めを千歳空港で・・・。

サッポロビール特製 北海道限定発売、「サッポロクラシック」。生ビールではこれが一番好みだ。普段は一番搾りを愛飲しているが、北海道に帰ったらサッポロクラシック一本やり。
麦芽100%のビールなので、系統的にはエビスやプレモルに近い。
おそらく北海道の湿度の低さ(乾燥している)によくわせたビールなのだと勝手に思い込んでいる。飲むのがたのしみというのは、こういう代物を言うのだ。



ビールに合わせて注文したのは、タコざんぎ。タコの唐揚げなのだが、北海道流に「ざんぎ」という命名。北海道はタコの産地なので、タコ料理はうまいのだ、とこれも勝手な思い込みだな。


アツアツのタコざんぎをフーフーいいながらビールで流し込む。その後はちょっと落ち着いて熱燗の日本酒といか三昧。
イカ料理三種盛りなのだが、げその唐揚げ、塩辛、刺し身。ウーン、タコと会わせて軟体動物攻めだ。あとは「つぶ刺しとホッキ刺し」で、北海道・名物軟体動物制覇になるのだが。



そして飛行機の時間を気にしながら味噌ラーメンで締め。もう少し時間に余裕があれば、空港内のラーメンエリアに足を延ばすのも「あり」だけれど、あそこは混雑が激しく歩くのもたいへんなので、ビアホールのラーメンでお手軽に済ませることにした。普通の味噌ラーメン。多分昭和の時代から同じ味がしている。今風の「こってり」とか「とんこつ」とか「コラーゲン」とか一切そういうのはなし。



ほろほろと酔っ払い飛行機の乗りこんだら、何と翼の上の座席だった。フライトモードにしたカメラで、ぱちりと一枚写真を撮ったあと、酔いに任せておひるね。
何と休日らしいランチであったことか。




千歳空港には数々のレストランがあるが、全日空のチェックイン近くといえばサッポロライオン。ここでクラシックを飲むのが、北海道旅行の締めの王道。
まだお魚に未練のある人は和食居酒屋風の店が3軒ほどあるし、ジンギスカン専門店、豚丼専門店もあるので、飛行機の時間より1時間ほど余裕を持って空港につけば、いろいろおいしいものが楽しめる観光客向けサービス満点なのが千歳空港。一度、空港のレストランを堪能あれ。

千歳空港内3階がレストラン多数・・・。



コメント

人気の投稿