鳥貴族 500店目指し爆走中


大阪生まれの焼鳥屋、鳥貴族が東京に攻めてきてはや二年。気がつかないでいたがものすごい勢いで増殖している。
若い人に大人気と言われる理由は飲み物、食べ物すべて280円という均一価格。均一価格では「金の蔵」も店数は多いが、商品で鳥貴族には圧倒的に差がつけられている。


正統焼鳥は、二串で280円だがともかく大きい。このソーセージ(うーん、この赤さが懐かしい)一皿、となりのポテトサラダも同じお値段。ビール・焼酎・日本酒・ソフトドリンクみんな280円。
割り勘の計算がしやすい、勘定がわかりやすいという安心感が現代青年の気質にあっているらしい。

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今回の目的は、新しいメニューを試すこと。年二回のメニュー改定に登場する季節限定メニューは、主客層である20代青年に焦点を当てたものに違いないと予想。
その試食が目的だから定番焼き鳥などは注文しない。

新メニューは鳥モモ串に沢庵の入ったタルタルソースがかかっている。たくあんのコリコリ感と塩味がマヨネーズとうまい組み合わせで人気メニューらしい。
これを参考に新型パスタソースを開発する???

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これは鳥の足の関節、なんこつ。焼鳥屋によってこの部位の呼び方が違うので注文時にはしっかりと確認が必要。個人的にはコリコリ感が好きなのだが、肉の大きさを確認するため注文した。
串を打つのはたいへんな作業だろうなと変なところに関心する。


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アンチョビーマヨネーズのかかった春キャベツサラダ。ここしばらくのキーワードとして「アンチョビー」があげられる。バーニャカウダソースが世間の居酒屋やレストランを席巻している。これはそのダウンスペックバージョンと考えれば、新メニューとしての位置づけが明らかだ。
これは、そのまま出せそうなメニューだが、それでは芸がない。でした。おそらく芽キャベツを使うとかブロッコリーと併せてみるとか多少の変更が必要であるが、まずまずマヨネーズベースの展開を考える。

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塩麹とみそのソースがかかった焼鳥も興味深い新メニュー。塩麹が世間で騒がれ出してほぼ一年を経過し一般化が進行中なので、「塩麹ドレッシング」「塩麹ソース」など展開案は様々。

若者に支持されているお店に行くと、こういう変わった食べ物が食べられる。試食に行くのは自分の好みで食べることとは違うので、要は挑戦しに行くという姿勢で臨みたい。

うまいまずいは自分の評価、売れる売れないは商売の結果。

あちこちで何かを食べる時には、この評価と結果のどちらを重要視するか(遊びか仕事かといい変えても良い)それを自分ではっきりと決めておかなければいけない。

自分のうまいと思うものが誰でもうまいと思うという考えは、おごりでしかない。

鳥貴族の全部がおいしいとは言わないけれど、昨今の若者の味の好みを知るには良い場所。
ちなみにこの店は大阪発祥のため、砂肝ではなくすなずり、ぽんじりではなくサンカク、などなど焼き鳥の呼称も東京的な名称と違うのだが若い人は全く気にしないらしい。

鳥貴族の店舗は自分で検索

http://www.torikizoku.co.jp/shops


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