京都の居酒屋を訪れる

京都市役所の近くにある居酒屋「五十家」。焼き野菜、京野菜を焼いて食べさせますというので楽しみにしていた。

京野菜の店だと思って行ったら、当たり前だけどいつでも京野菜が取れるはずもなく全国から野菜が集まっていて、北海道のジャガイモまであった。だからといってこの店の価値が下がることでもないのは、食べ終わった後の正直な感想。

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気持のよい暖かい日だったので、オープンな店内から野菜を焼くにおいがするのが居酒屋としては良い演出。ただ、裏通りにある店なので、この店の前の道を歩く人はほとんどいない。ホテルの横であり、修学旅行生がバスから降りて100人近く集団で通って行ったが、それ以外にはほとんど人出なし。

カウンター10席、テーブル4卓の小ぶりな店が7時前には予約で満席。だいたいお二人様が多いので、ちょっとおしゃれな感じ。野菜好きな女性と行くには雰囲気も含めて良いのだろう。

基本は野菜を鉄板で焼いて出す。ソースや付け合わせの調味料は、野菜に応じて変えている。これはスナップエンドウを焼いたものに、白みそのソース。ひとりで行ったので半人前にしてくれた。この辺りの細やかな対応が親切だ。結局注文した4品、すべてハーフサイズでの提供。

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九条ネギのヤマトイモ載せ。ヤマトイモにかかっているのがコショウ。塩味でさっぱりと。九条ネギもこうして食べると、なんだかニラみたいな感じもするが。

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ホタルイカのカルパッチョ、ソースはマヨネーズとみそをあえたもの。焼き野菜がいい塩梅で混じっています。ホタルイカ、おいしいな。これもハーフサイズ。カルパッチョというのはもともと肉料理のはずだけど、今や日本では「魚介」のカルパッチョが本命か。

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一風変わったトウモロコシのてんぷら。トウモロコシを包丁で軸にそって切り取る。おそらく5-6面くらい取れるのではないか。それをちょっと衣が厚めのてんぷらに。マヨネーズで食べるのだそうで、塩でもいける。以前高知で食べたトウモロコシのてんぷらはつぶつぶのコーンを爆弾状に丸く揚げたものだったが、どちらも美味。

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お店の前にはこんな感じで野菜並べてあり、なんとなく都会っぽい店だが、お酒は日本酒、焼酎、カクテル何でもあり。これが東京ならワインの店になってしまいそうな感じであるが(店名も小生意気なカタカナになるだろうな)、ここ京都では漢字で「五十家」。

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久しぶりに出会った大あたりの店で、とても気持ちのい接客だった。
京都に行ったら必見の店。借金しても京都に行きたいと思わせる店。

京都市役所近く




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