喫茶店という名の文化 京都で学ぶ
京都三条烏丸界隈にあるイノダコーヒー本店にようやく行ってきた。けっこうこの店は有名で、コーヒー豆は自家焙煎なのだ。店内に入る入口ではコーヒー豆を含めいろいろと販売中。最近はチェーン店の構成にあい退潮気味の自家焙煎珈琲店だが、どっこいまだ生きているという感じ。一度高知でも自家焙煎の喫茶店に入りホッとした記憶がある。
まずはブレンドコーヒーを注文。ミルクのピッチャーが喫茶店に来たぞと思わせる。角砂糖がラップされて二個ついているのが、これまた懐かしい。ファーストフードなどでコーヒーを注文した時についてくるスティックシュガーは、2gとか4gではないかと思うが、30年前の喫茶店でついてくる砂糖は一袋15gだった。隔世の感がある。
このお店のコーヒーもおいしいけれど、一番は喫茶店ご飯。ナポリタンを食べてみたかった。実に昭和の正しい喫茶店のご飯 (高級版)であり、バターの香りの炒め物など最近まず食べることはないなと感慨深く感じながら、ベタな味のナポリタン食べた。
バタークリームのロールケーキを食べる時と同じ感覚だ。最近のパンケーキブームに通じる昔ながらの・・・・という感覚だろう。
この食器について一言。テーブルに着いた時にはふたがかぶさっていて、目の前でふたをぱっと取ると湯気の立ったパスタ、いやスパゲッチが出てくるというすごい演出、サービス。
「たかがスパゲッティ、されどスパゲッティ」を実現してくれた。料理は味だけではないのだと思わせる鮮やかさ。
「たかがスパゲッティ、されどスパゲッティ」を実現してくれた。料理は味だけではないのだと思わせる鮮やかさ。
この項、喫茶店でのモーニング編に続く。
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