パスタの話

九州福岡にある ラルキーの「ぺぺたま」が、これまで食べたパスタの中での最高峰であると思う。
塩とガーリックがしっかりと効いたぺペロンチーノに卵を合わせたものと言っててしまえばそれまで。シンプルな料理ほどうまさが分かるという言葉が、鉄則として染みわたる逸品。飛行機代を借金しても行く価値があると思う。あえてもう一度言おう。これは本当にうまい。食べてみなければ解らないものはあるのだ。店の前に二十人や三十人並んでいてもくじけてはいけない。世の中にはならんでも食べる価値があるものがたまにある。これはその「たまにしかない」食べ物だ。


パスタ以外ではこれがお勧め。横浜中華街の名店 梅蘭の焼きそば。裏表を卵で会えてカリッと揚げた中華麺が覆っている。中華焼きそばの変形と言えばそれまで。
ただその麺のカリカリを楽しみながら表面を崩していくと、中から餡かけ具材で出てくる。これを表面のパリパリ麺と混ぜ合わせると、中の麺が柔らかいので二種混合麺になる。餡の味付けは比較的あっさり目なので、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べると普通のあんかけ焼きそばっぽくなるが、楽しみ方はあくまで二種類の食感の異なる麺を味わうことにある。餡は何種類かの味があるので、自分の好みで選べば良い。ボリュームたっぷりなので、お昼としてはけっこうヘビーかもしれない。梅蘭は都内各所にもあり、便利な場所でおためしあれ。


生パスタはすっかり定着した感があるが、パスタマシーンを入れて自店舗製造している店では、麺の固さの設定をいろいろ変えているので、生パスタといっても店ごとに味が違う。
乾めんに近いアルデンテを追及するというか腰の強い麺を作っているところもあれば、ソフトでぎゅーっとした食感、モチモチ感をよしとする店もあるので、やはり一軒ずつ試してお気に入りを見つけるしかない。

田町にあるパスターボラは、カウンターだけのお店だが、ゆで上げアツアツのパスタを出す。麺はもっちり系で、ソースは正当イタリアン。
トマトソースとベーコンのパスタは熱いところを一気に食べきるのが正しい。クリーム系も生パスタとは相性がいいので、お好みで。ただし場所柄お値段はそれなりのものなので、コストパフォーマンスはいささか悪い。




パスタや麺はランチ向きなので、ちょっとどこかに用事がある時に立ち寄るとよいかもしれない。

らるきい
http://www.rarukii.co.jp/


梅蘭
http://www.bairan.jp/pc/fp01.html


パスタヴォーノ
http://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13121025/



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