パスタの視察 再訪

マリアーノは昨年末以来の訪問。昼時のタイミングなので、店頭でテイクアウトの販売中。といっても、注文は表で、そのオーダーを店内に伝えて作成という面白い段取りだが。店頭では粉チーズと玉ねぎのピクルスも販売中。店内の客席が少ないこと、日本橋茅場町という昼のピークのきつい地域であることを考えると、テイクアウトは素直にうなずけるが、商品の質を考えるといささか疑問を呈する。
なぜかというと、ここの麺の仕上がりが抱えている最大の課題が、経時劣化の激しさだからだ。店内で注文しても、待っている時間は2分程度。明らかに事前調理された麺での提供。それは良いと思う。提供時間と価格のバランスを考え合わせると、もっともな解決法だ。
ファーストフードでかつイートイン型の商売は、回転数が勝負であり提供時間の短縮は、事業の根幹である。
ベーコンとトマトのソース、麺S 180gで290円。コンビニのパスタの値段とほぼ同等、良く練り上げられた価格設定である。が、問題は、この麺があまりにも劣化している。コンビニのパスタのレンジアップと、いいとこどっこいの質なのだ。ソースを混ぜ合わせてしばらく様子を見る。みるみる麺の質が低下する。要は、伸びるのだ。写真の見た目と比べてはるか20食した時の満足感は低い。ソースの温度、麺の温度ともに問題はない。3カ月程度出は麺の改良はできないということか。
前回と比べ麺の増量、価格据え置きといういことで価値観を上げようとしたのだと推測できるが、増量よりは麺の質向上のほうが急務、かつ有効ではないか。非常に考えさせられるポイントであるのだ。

もう一軒は西新橋にある「パスタdeココ」。ココ一番屋が展開する名古屋めしの【あんかけパスタ】の店で、個人的にはあんかけパスタファンなので、たまにたべにいく。ただ、行くたびにいろいろと変わっているので、それも面白い。東京人には、あんかけパスタになじみがないせいか、窓際にはいろいろサンプルも並べられている。

あんかけパスタは好きなのだが、今回はもう一つの名古屋名物、鉄板ナポリタンがメニュの追加されていたので、それを試食。
名古屋の喫茶店が発祥と言われる鉄板ナポリタン。特徴は、アツアツの鉄板の上に溶き卵を入れて束語が焼けていく途中でナポリタンをのせてはこばれてくるということ。卵は半熟状態で提供される。ナポリタン自体は、昔よく喫茶店で提供されていたのとまったく同じスタイルで、ケチャップ、ソーセージ、玉ねぎでいためた太麺。普通サイズが麺量300gという、通常では大盛りて提供されるのは、あんかけパスタと同じ。


最近見直されている、ナポリタン。おしゃれな何とかソースにあえたイタリアンとは全く違う、ケチャップいための焼きそばみたいなものだけれど、これは男向けの剛腕ランチとして「スタ丼」に匹敵するうまさであると思う。ただ、麺量300gは、腹のふくれ方には満足感があるが、食べているうちに飽きてくるという欠点はどうしようもないなあ。

追加でチキンもいかがですかとおすすめ。200円での提供。これは、ふぁみまのチキンのほうがおいしいかもしれないなあと思いつつ完食。カレー味もあるとのこと。サスガ、ココイチ。



マリアーノ

パスタdeココ 西新橋店

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