鉄板料理のはやり方
最近のはやりなのか、鉄板を使ってIH加熱の料理がありこちで目立っているように思う。
かつやが期間限定で出したカレー鍋。とんかつだと思ったらチキンカツだった。
ただ、このメニューはそれなりに秀逸であるといえる。
まず提供時間が短い。多分チキンカツは揚げてあったと思う。ただ、商品のアツアツ感は十分。
カレーの味が、カレーライスではなくカレーソース。この微妙な違いをどう表現するべきか。
カレーの味は甘めでコクがある。蕎麦屋で食べるカレー丼に近い。出汁が効いているということか。
手前に半十区卵、カツの上にキャベツ。単純にカツ定食にカレーソースをかけて出さないところが重要なポイントである。ただ、かつ丼梅 が380円のかつやで620円は何分目立つ価格だと思ったら、ついてくるのがトン汁だった。ウーン、価格設定が絶妙だなあ。
お茶の水にはなの舞が開けたカウンターだけの定食屋、鉄ぱん家族。12席しかないのでランチは大混雑と思いきや、昼は2階にある「はなのまい」の客席を開放するのでかなり集客力はあるようだ。
学生がいなので若い人も多いが、ブルーカラー系のおっさん族にも人気がある。アツアツで肉が食えるというのが売りだ、おまけに提供時間は一分程度でともかく早い。
新聞報道によると、この木の板にのせたままIHにかけられるらしい。目の前に出される時はソースがぐつぐついっている。すぐ口に入れるとやけどをする熱さ。ほとんどのメニューがワンコイン 500円。これは吉野家を筆頭とするどんぶりチェーンとは十分対抗できる商品と価格バランスだ。
鶏一枚肉定食は、鳥モモ肉をぼろんと一枚、ただしカットしてある。甘辛いしょうゆ味のソースでキャベツが付け合わせ。ご飯の上に乗っけてモリモリ食べるたぐいのメニュー。
もうひとつがトマトソースの煮込みハンバーグ、ソースの中のハンバーグはそれなりの品質だが濃厚なトマトソースで十分そのあたりはカバーしている。野菜がブロッコリーとはちょっと悲しいが、強めのソースでご飯を食べるという「安価な肉食系」メニューなので、これはこれでありだろう。
ソースはデミグラも選べる。他には牛焼き肉や生姜焼き、ハンバーグなどもあり和食ファーストフードとしてはトウキョウチカラめしに近い戦闘力と判定。今後の展開が楽しみではある。
ワインバルで頼んだアヒージョも鋳物の鍋で出てきた。これはバゲットと併せて食べるとワインが止まらない。意外とシンプルに出したものが当たるという典型で、この変形にマッシュルームのオーブン焼きという食べ物もある。それは恵比寿の「十八番」がお勧め。
写真は日本橋ピッキオのものですが。
アンチョビーとオリーブオイルだけの料理が受け入れられるようになったのだから、日本人の舌の広がりも大したものではないか?
かつやのカレー鍋は販売終了。またの機会にどうぞ。
鉄ぱん家族はこちら
http://www.chimney.co.jp/shop/teppan/ochanomizu/index.html
恵比寿18番
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13016619/dtlrvwlst/4264381/13573524/
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