500円でピザを食べる
東京でワンコインでピザを食べる店があちこちに愛ているというので、視察を兼ねて食べに行ってみた。
まずは渋谷。 「ナポリス」
渋谷公園通りをパルコの前からJR山手線に向かって降りると右手。ビルの一階にあるのでけっこう目立つ。
まずは渋谷。 「ナポリス」
渋谷公園通りをパルコの前からJR山手線に向かって降りると右手。ビルの一階にあるのでけっこう目立つ。
ピザは注文を受けてから焼くので、アツアツ。焼き立てで、生地の状態もいいのだけれど、ちょっと柔らかい。ナポリ風の生地ではあるけれど、もう少しさくっとした感じが好みの人も多いだろう。
モッツァレラチーズは、まずまずの伸びだし。値段性能比では抜群の良さ。
渋谷の真ん中ということもあり、ナカナカ貴重な店だとは思う。ただ、客席の薄暗さは何とかならないかなあ。昼にはちょっと暗すぎるような。
エッジがあまり膨らんでいないのは、成形の問題ではなく生地の問題らしい。
2軒目は高円寺のセンプレピッツア ダジョヴァンニ。
これは純情商店街の外れを左に曲がったつきあたり。目立たないので見過ごして、通り過ぎてしまった。
客席で食べると100円安い。というか、テイクアウトが100円高い。でも、マルゲリータが500円以下で食べられるのだから文句はない。生地がスカスカした感じというか、ナポリ生地っぽい引きの強さがない。
でも、けしてまずいというわけではなく、ちょっとした好みの差で、好き嫌いがあるだろうという感じ。
問題は、ピザの味ではなく、客席の考え方。吹きさらしというかカフェの屋外シートというか、写真で見ると奥のつきあたりにベンチがあり、そこで食べる。
感覚的には、公園のベンチで食べるような感じというのが一番近い。ショッピングモールのフードコートよりも、情けない感じ。
マルゲリータなのでチーズたっぷりである必要はないから、ピザとしていささか残念なのが、モッツザレラが真ん中に寄りすぎていること。チーズが多いんだよね。
エッジは良く膨らんでいて、歯触りも良好。キジの焦げた感じをしっかり出していて、焼き加減の中途半端な高級ピザ店と比べても、こちらのほうがよいと思う。
三軒目は、南池袋。ジュンク堂の交差点を雑司ヶ谷方向へ200mくらい行ったところにある
「A pizza」
外装も店内も相当気合いが入ったおしゃれな店。ナポリピザと言っているけれど、雰囲気的にはニューヨークのにおいがするアメリカンスタイルのピザ屋だと思う。
客席はずいぶんおしゃれで、いわゆるピザのファーストカジュアルって言う感じ。三軒の中では一番グレードが高い???
おしゃれ感が強い、というほうが正しいかもしれない。
ピザはオーソドックスな丸ではなく、ゆるい四角形。生地は柔らかめ、エッジはふわっとしていて、甘めであり、ナポリ生地とは違う。
チーズ多め、ソース甘めと、どうもアメリカンなにおいがふんだんに出ている。これも、380円という値段を考えると、焼き立てのピザを提供しているので、価格戦闘比は抜群に良い。木のお皿がこれまた保温性が良いので、ナイフとフォークで切って食べるアメリカンスタイルにはありがたいことだ。
逆に手づかみにすると、生地が柔らかいのでトッピングが全部落ちる。
おまけで頼んだ、キャベツとアンチョビーの鉄板焼き。実はこれがとてつもなくうまいと思った。
キャベツをガーリックオイルをかけてオーブンで焼いただけ、アンチョビーとベーコンがほんのちょっぴり。でも、このシンプルさがうまいんだなあ。ピザとこれがあれば、ビールの二杯、三杯はすぐに飲めてしまいます。
三軒回って分かったことは、
- どのお店もピザのレベルは高く、焼き立てを楽しむのに良い店であること。
- うまく立地対応していけば東京じゅうに広がっていく可能性は高いということ。
- ハンバーガーや牛丼に飽きた時に、ちょっとうまいものを食べたいという動機にはジャストフィットであります。
でも、店内はこじゃれた感じでまとめておかないと、女性受けはしないから。
男相手の商売ではなく、女振りの店にしなければね。
音楽や照明や家具、内装にチープシックな感じを醸し出させなければならないのは、もちろん言うまでもないことです。
「ナポリス」 渋谷店
http://www.napolisjapan.com/info/
「センブレ」
http://tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13127308/
「A pizza」
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13144941/
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