第53回有名駅弁大会 京王百貨店
確か去年も一度行ったのだが、その時は神戸の「タコツボに入ったタコ飯」と「有田焼の丼に入った焼きカレー」を買いに行った。あまりの混雑ぶりに、さっさと撤退した記憶がある。 最近、東京駅にできた駅弁専門店「まつり」にちょくちょく立ち寄り、駅弁を買っていたので、ここは一丁頑張って大混雑の弁当大会にも行ってみるかと・・・。 開催期間は1月10日から23日までと、けっこう長期間だ。東京に住んでいて(家は埼玉だけど、行動範囲は東京)、良いところだなと思うことは少ないのだが、この百貨店の催事だけはありがたいと素直に思う。有名な北海道や九州の物産展もそうだが、わざわざ現地にかなければ手に入らないものが、電車賃で手に入るのだから、実にありがたいことだ。これが、東京以外の町だと、何年かに一度という頻度でしか開催されないはずだから、やはりここは素直に東京という大都市に感謝すべきだ。 今回、思い立ち購入したものは、以前読んだ「駅弁ひとり旅」で気になっていたもの、そして会場に入って初めて知ったものなど5品。 第53回というのは立派なものだが、テレビのニュースで聞いた売り上げは億単位。 びっくりものだ。 インバウンド観光客にはTax Free、 と日本人向け弁当大会。これが今の日本の小売業の世界か? 今回のお目玉、北海道留萌駅のニシン弁当。貴重品だ。 身欠きニシンの煮物うまい、数の子うまい。なぜかカボチャの天ぷらだが、これが自然な甘さでよく合うのだ。 秋田大館のとりめし。全国に取り弁当はたくさんあるが、食べ比べた結果として、ここを一押しとした 鶏肉がともかくうまい。卵のそぼろも甘くてよく合っている。この鳥がともかく絶品。 秋田県大館は、新幹線ルートから外れているので、なかなか通りがかることのない街だけれど、(多分、秋田から弘前経由で青森に抜けるとか、角館観光のついでとかになる)寄り道しても手に入れたいお弁当であります。 新潟の鮭弁当。焼漬鮭ほぐしは絶品。これは弁当というより鮭の魚。 大きな鮭の切り身がたっぷりと入っている。確かに焼いた鮭を漬け込んで味付けするというのは「あり」なのです。この弁当で、新潟の酒をチビチビやりながら、「特急 いな...