福岡の名店を歩く その1 魚男
一年ぶりの福岡市天神、街の中心部にこんなバナーが下がっていた。ふーんと自分の無知に気がつく。福岡は100万人くらいの街だと思っていたので、少し認識を改めた。

いくつかの店舗探索のなかで一番良かった店がこれ。天神のはずれというか隣駅に近い場所の居酒屋の入り口。
No Fish No life、うーん、この気合いが大事だ。普通の炉端焼きの店をここまで変えたのはすごいことだ。
魚男 とかいてフィッシュマンと読ませるらしい。
中に入るとフレンチビストロのような魚屋だった。
中に入るとフレンチビストロのような魚屋だった。

九州の特殊事情というか面白い事象ことというか、食べもの屋に行くと醤油が2種類ある。一般に九州のしょうゆは砂糖が入ったような甘い恋口のしょうゆなので、関東圏を中心に嫌う人が多い。刺し身は特に嫌われるので、いわゆる普通の醤油を置く店が多いようだ。
個人的には甘いしょうゆが好きで九州出張すると必ず買って帰るのだが。特に味の濃いサバとかアジ、カツオなどの青魚は甘いしょうゆが合うと思うのだが。
味の好みはそれぞれなので文句をつけるつもりはないが、やはり大都市では全国いろいろなところからの人が集まるのであろうから、こうしたきめの細かい対応は必須であろう。

味の好みはそれぞれなので文句をつけるつもりはないが、やはり大都市では全国いろいろなところからの人が集まるのであろうから、こうしたきめの細かい対応は必須であろう。

フィッシュマンの店内はこんな感じで、居酒屋というよりはフレンチビストロのオープンキッチンという感じ。でも、ぎょれんの木箱に魚が入っているをの見るとやっぱり魚屋だなとも思う。


刺身盛り合わせを注文すると、このような階段式の盛り皿?に盛り付けられてきて、下に並んでいる子皿には刺身一品ごとの調味料が入っている。塩、しょうゆ、ごま油、薬味など細かく指示されるのだけど酔っ払いには覚えきれない。でも、このゴージャス感は大事な感覚だ。おそらく普通の板に盛った刺し身よりは立体感の上で圧倒的な差をつけている。料理は見た目も大事、はったりも大事ということだ。

最近の居酒屋ではお決まりのバーニャカウダ、ソースがちょっと甘めで、もう一息という感じがするのだが野菜をモリモリ食べられるのは最近の居酒屋では必要条件。
彩りと盛り付けがキモでしょう。センスの問題が問われる。

デザートは白桃のキャラメルソース焼き、生れてはじめて焼いた桃を食べたのだがこれはうまいものだなあと感心。右にある8の字型のものは自家製のプレツェル。なかなか楽しい演出で、おいしい魚を食べさせるだけでは繁盛店になれないという教訓。

いろいろと思うことは多いのだが、博多の夜を楽しんだことは確か。九州の居酒屋は学ぶべきことが多いと痛感。
フィッシュマン
http://www.m-and-co.net/fishman/index.html
福岡市中央区今泉1-4-23
福岡の夜はぜひここで
フィッシュマン
http://www.m-and-co.net/fishman/index.html
福岡市中央区今泉1-4-23
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