熊本の麺 二軒
東京新宿にある桂花ラーメンは、熊本に本店がある、ということは知っていた。熊本に行ったらぜひ一度本店に行ってみたいものだと思っていたので、ついに制覇。入り口にある商品サンプルは昔なつかしのラーメン屋の風情だが、中に入ると広々とした店内が全面的にラーメン屋だった。中華料理屋ではない、ラーメン屋である。
そして食べたのが超定番ノ桂花ラーメン(トンコツ)ではなく、熊本名物タイピーエン。春雨を使った郷土料理、熊本のソウルフード。塩味ラーメンにも似たラーメンもどきである。
さっぱりという感じが最後まで続く、ラーメン特有の腹もたれ感を伴った満腹感ではなく、なんとなくほんわかとおなかがいっぱいになる感じ。薄めの塩味で、唯一アジを主張するのがゆで卵の黄身といえば、どれだけ優しい食べ物か想像できるかと。寄ったあとの締め麺としては最適であると断言する。
翌日、天草ちゃんぽんに初挑戦。長崎ちゃんぽんが各地に拡散浸透する過程で、ちゃんぽんが土着化、ローカライズした場所が三箇所ある。この話は、TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」で紹介されたあと、全国?へ広まったらしいが。
その三箇所の中の一つが天草の天草ちゃんぽん。ただ、天草ちゃんぽんもかなり広いバリエーションがあるようで、どれが定番ということではないようだ。
この大空食堂、自分以外に3組8人の客が来たが全員注文はちゃんぽん。脅威の占有率である。見た目はこんなかんじで、東京ローカルで有名なジローのラーメン増々にも似た、膨大な野菜なのだけれど。写真で見るよりはるかに盛り上がっている。これをジロリアン(ジロー愛好者のことですよ)のように、天地返しにして(つまり野菜の下の麺を持ち上げて野菜をスープの中に沈める食べ方)で食べる。こうしないと麺に辿り着く前に満腹になる可能性だなので。
野菜はさっぱりしているが、どうも東京ローカルフード、たんめんと類似しているなという感じ。朝飯抜きで来たけれど完食は難しかった。スープは塩味サッパリ系。
メニュはこのようなシンプルなもので、実はやきめし(多分チャーハン)肉飯(???)など試してみたいメニューが有ったのだけれど、ちゃんぽん一杯で撃沈。
熊本の麺屋は激烈で威力的でありました。
熊本 桂花本店
天草 大空食堂
どちらも検索で簡単に出てくるので訪問したい方は自分で探してほしい。(怠慢、すまん)
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