熊本の居酒屋にて思うこと

熊本の居酒屋にて考えることを1つ2つ書いてみる。
まず、熊本の名物料理の特殊性と言うか際立って特徴的なことは、素材の組み合わせ。からし蓮根がその典型例だと思う。つまり、辛子をれんこんに詰めるという工程は、流動状のものであれば色々と考えられるので、極めて普通の料理の進化である。辛子ではなくても、穴に詰められるものであればあんこであれ、魚のすり身であれ、カレーであれ十分想像の中に収まる。しかし、その蓮根の詰め物を、衣をつけて揚げるというところが発想の飛躍点である。というか過剰調理とさえ思うのだ。

誤解なきようにいうと、からし蓮根がまずいのではない。
郷土料理とは、こういうモノを言うのだろうか。


刺身の盛り合わせを頼むと、肴に名札がついてくる。これは素晴らしいアイデアだといつも思うのだ。魚の説明を受けても、すぐ忘れてしまうからありがたいサービスだ。ついでに5店もりを頼んだのだけれど、本日のおすすめである石鯛を混ぜあわせてと頼んだところ快く対応してくれた。嬉しいな、こういうきめ細やかさ。


天草大王(鶏です)の溶岩焼き、普通だと鉄板とか鉄鍋が出されるであろう卓上コンロ利用の1人前鍋ではあるが、これが岩の板になるとか全ウマそうに思うのは、お店の策略に見事にはめられているということだ。


こちらは違う店で食べた桜納豆と桜ユッケ。熊本は納豆文化圏に属しているそうで、よく関東で食べるマグロ納豆の馬肉版ということか。意外とあっさり、淡白な味である。ユッケも牛肉よりあっさり目。熊本の馬肉はうまいな。


おまけ、さつま白波の春限定版が売っていたそうで、当日は売り切れていたけれど「さくら白波」。おやじギャグ爆発的なネーミング。来年になったらまた売るのだろうか。


どちらの店も予約なしだと難しいらしい

HERO海
熊本県熊本市中央区手取本町4-1 大劇会館B1
http://r.gnavi.co.jp/f694100/

さくらぐし
熊本市中央区安政町5-19 リボン館1F
http://r.gnavi.co.jp/4wvb3xxg0000/map/




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